🌸フルミストについて
- 鼻腔内に噴霧する弱毒生ワクチンで、注射ではありません。
- 対象年齢は2〜18歳です。
- 接種回数は、年齢問わずシーズン1回のみです。
- これまでの不活化(注射)ワクチンと異なり、ウイルスの侵入口である鼻腔で免疫を作るため、発症予防と長い効果持続、高い予防効果などが期待できます。
🌸フルミストの副反応
頻度が高いものとしては、1~2週間後に鼻水・鼻づまり(約6割)、咳、咽頭痛、発熱などインフルエンザ様の症状が現れることがあります。それが周囲に感染伝播する可能性は非常に低いといわれていますが、 接種後2週間はインフルエンザワクチン(注射)未接種の乳児や極度に免疫力が下がっている方との濃厚な接触は避けてください。
以下の方は接種をお控え下さい。
- 発熱など体調不良の方や、鼻汁・鼻づまりがある方
- ゼラチンや鶏卵・鶏肉に対して、重度のアレルギー(アナフィラキシー)がある方
- 気管支喘息や、心臓血管系・腎臓・肝臓・血液疾患のある方
- 副腎皮質ホルモン剤含む免疫抑制剤を内服しているなど免疫不全の方や免疫不全の方と接触する可能性が高い方
- 頭蓋顔面奇形や内耳形成不全などに対し、顔面・頭蓋骨の手術を受けた方
- アスピリン®やボルタレン®、ポンタール®を内服している方
- 接種前48時間以内にタミフル®やイナビル®、5日以内にラピアクタ®、17日以内にゾフルーザ®の投与を受けた方
- インフルエンザワクチン(注射)未接種の乳児が家族にいる方
- 妊娠している、または妊娠の可能性がある方
- その他、医師が接種不適当と判断した方
参考資料
小児に対するインフルエンザワクチンについて(厚労省)
経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方(日本小児科学会)